南京、揚子江の畔にある「博愛」の都
南京、揚子江の畔にある「博愛」の都

南京の概況

扬子江の畔にある「博愛」の都
南京は金陵とも呼ばれ、長江下流の沿岸にあり、長江口から約300キロ離れている。江蘇省の省都で、総面積は約6582平方キロメートル、11区を管轄し、常住人口は約816万。

北京の前の首都
周知の通り、北京は中国の首都で、歴史的に重要な地位を占めているが、その前に中国の首都であった南京は古都として北京ほど知られていない。南京は2500年余の歴史があり、都としては500年も超え、長い間中国南部の政治と文化の中心であった。そして、中国四代古都の一つであり、「六朝古都」、「十朝都会」の美名も残っている。

包容力のある町
南京は何度も栄枯盛衰と王朝の交代を繰り返し、世の中の物事に寛容な態度で、文化、人種、国籍などを問わず、全てを受け入れる包容力を持っている。文学は繁栄し、傑出した人物は輩出し、規模雄大な山河は美しくこんな南京であるから、今は観光・レジャーの目的地として人気が高まっている。

南京基本情報
別名
金陵、建康
気候
亜熱帯モンスーン気候
市樹市花
雪松、梅
地理位置
北緯31度14分至32度37分、東経120度51分至119度14分、中国江蘇省西南部に位置する。
長江下流平野東部にある江蘇省と安徽省の境堺にある。東は上海に300キロ離れ、鎮江市、西に安徽省馬鞍山市・芜湖市、南は安徽省宣城市、北は揚州市それぞれに接している。
長江デルタエリアと華東地区の大都市。中国の四大古都の一つで、国家歴史文化の名所でもあり、また中華文明の重要な発祥地で、さらに国の重要な科学と教育の中心でもある。
人口
823.59万人(2016年末までに)
面積
およそ6597平方公里
言語
普通話(標準語)、南京語
時差
東京より一時間早い
六朝古都、十朝都会
西暦紀元211年、呉国孫権は武昌のからここで都を定め、建業と称する。
317年、司馬睿は東晋を創立し、建康(南京の旧称)に都を置いた。
420-589年、宋、斉、梁、陳は相次いで建康(南京の旧称)に都を置いた、東呉、東晋と歴史に「六朝」の名がある。
1368年、朱元璋が皇帝になり、明という国を創立した、応天府を都にする。その後「南京」と改められる。
1853年、太平天国の革命軍が南京を陥落した後に、ここを都にする。「天京」を改められる。
1912年、孫中山は臨時大統領に就任し、南京を首都にする。
1927年後、蒋介石は南京国民政府を創立し、首都を南京に置いた。
南京の各種祝祭日と風習
  • 夫子廟燈会(1〜2月)

    南京夫子廟燈会は別名を”金陵灯会”と言い、毎年主に春節の期間に行われる。
    切り紙、中国ゴマ、縄目、彫刻、影絵芝居、獅子舞、秧歌、竹馬舞踊等の伝統芸能で泰淮文化を観ることができる。

  • 国際梅花祭り(2月下旬)

    梅花祭は南京の最もにぎやかな祝日の一つ。毎年のこの時期には、東郊外の梅花山の梅が次々に咲き、多くの人が梅花山に殺到して花を鑑賞し、壮観である。

  • 湯山温泉文化旅行フェスティバル(10月)

    湯山国際温泉文化旅行フェスティバルは、とても賑やかなイベントが毎年行われる。イベント参加後の温泉にゆったり浸かるのもおすすめ。 地元の人にとても人気のあるイベント。

南京の交通アクセス

日本から南京へのフライトは豊富な選択肢があり、
現地到着後は飛行場から電車やバスで市内まで簡単に移動できます。

空港

Airport

南京禄口国際空港
サイト:http://www.njiairport.com/
地下2階がある島式ホームです。地下1階は飛行機待合室、地下2階はホーム、2つの出入口があり、それぞれT1(現在閉鎖状態です)、T2です。空港が市中心に35.8km離れていますが、市街区まで往復する空港バスがあります。現在はすでに東京、大阪、福岡、静岡、沖縄などへの直航を開通しています。
南京祿口国際空港インフォメーション・ホットライン:+86−25-69820462
電車

Train

南京には現在南京駅と南京南駅の2つの大型高速鉄道駅があります。
毎日多くの鉄道が上海と南京、北京と南京を往復しており、上海には最速で1時間ちょっと、北京には3時間ちょっとで到着します。
南京への直行便でなくても、上海と北京で乗り換えするのも便利です。
料金は身長1.1〜1.5mの子供が半額、1.1m以下の子供が無料となっています。
  • 南京駅
    地下鉄1号線/3号線 「南京駅」
    所在地:玄武区龍蟠路111号
    お問い合わせ:+86−25-85826202
  • 南京南駅
    地下鉄1号線/S1号線/3号線「南京南駅」
    所在地:雨花台区玉兰路南京南駅
    お問い合わせ:+86−25-85838335
中国の列車の種類

中国の列車は運行速度と車内サービスによって色々な種類に分類されており、それぞれ「列車番号」で表示されています。
列車番号はアルファベット(G, D, C, Z, T, K,アルファベットなしもあり)と数字からなっており、アルファベットは列車の種類を表しています。

G列車・・・中国国内でもっとも速い列車で、運行スピードは時速250〜400km/hに達し、運賃も高いです。
D列車・・・G列車に次いで速い列車で、運行スピードは時速250km/hに達します。
T列車・・・特別快速列車。運行スピードは時速140km/hです。
K列車・・・普通快速列車。運行スピードは時速120km/hで、T列車よりも多く駅に停車します。

地下鉄

Subway

南京の地下鉄は2005年4月10日に1号線が運営開始し、中国大陸では7番目に地下鉄ができた都市となりました。
2017年現在、1号線、2号線、3号線、4号線、10号線、S1号線、S8号線が運行中で、総延長258km(駅数121駅)、現在中華圏エリアの中で4位、世界で11位となります。
なお、5号線、7号線、S3号線、S7号線、S9号線が建設中で、2017年から2020年代前半にかけて運営が開始する予定です。
運賃は距離制で初乗りは2元(約35円)、最高額は9元(約150円)です。身長が140cm以下の子供は運賃無料となっています。
南京の地下鉄切符

南京の地下鉄の切符はトークン型とICカード型の2種類あります。
トークン型の切符はプラスティック製で、切符自販機で購入でき、片道のみ当日かつ時間限定で使用できます。
地下鉄を何度も利用する場合に便利なチャージ式のICカードも購入可能です。
ICカードは50元からチャージ可能で、運賃が2%値引き、バスにも利用できます。
またICカードは通常型の他にもコンパクトでドラえもんやハローキティのイラストなどが載ったスペシャル型があります。

トークン型切符
ICカード(通常版)
ICカード(スペシャル版)
タクシー

Taxi

中国のタクシーは日本とは逆で左ハンドルなので右側から乗車します。
日本のように自動ドアではないので自分でドアを開けます。
なお中国では道案内や支払いなどコミュニケーションが取りやすいので、後部座席ではなく助手席に座るケースも少なくなく、言葉や地理に不安がある場合は筆談や地図を見せるために助手席に座るのもありです。
スーツケースなどがある場合はトランクを使わせてもらえばよいです。

中国では原則として住所ではなく○○路△△路という風に交差する道の名前で行先を伝えるのが一般的で、5つ星クラスの有名なホテルでない限りホテル名を伝えても通じない場合が多いです。

タクシーの利用方法と注意点

ランプが赤い「空車」にしているのが空車。基本的には手を挙げると止まってくれます。できる限りタクシー場を利用しましょう。
車が走り出したら必ずメーターを倒してもらいましょう。
ごくたまに忘れたふりをしてメーターを倒さず走り後から料金交渉をしてくる運転手もいるがトラブルのもとなので必ず倒してもらいましょう。

南京のタクシー問い合わせ先

南京市共通タクシーセンター
TEL +86-25-965188

南京市中北タクシーセンター
TEL +86-25-96805

クレーム
TEL +86-25-86655664

公式サイト
南京禄口国際空港公式サイト(中国語)